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予防歯科・定期検診

〜悪いところを見つけてもらうためではなく、悪くないことの確認をするために、歯科医院に行く〜
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歯の治療に関しては、「早期発見•早期治療」が最善です。
でももし、ムシ歯や歯周病にならない方法があるとすれば、、、
最善の選択肢は大きく変化していくことになるでしょう。

                      —Kazutaka Okabe D.D.S

予防歯科とフィンランド

皆さん、「フィンランド」と聞いて、どのようなイメージを抱かれますか?
北欧の国、サンタクロース、ムーミン、オーロラ、サウナ、豊かな自然、、、、
実はこのフィンランド、『虫歯予防先進国』なのです。

1970年代ではフィンランドの子供のムシ歯の本数は、当時の日本の子供のムシ歯の本数よりも多かったのですが、現在では日本のおよそ3分の1に減ったというデータが出ています。

このおよそ40年の間に、フィンランドに一体何があったのでしょうか?

簡単に言うと、国家単位で虫歯予防に取り組んだからです。
フィンランドは国をあげていろいろな側面から虫歯予防に取り組みましたが、その中でも私たちは、国民に「虫歯を予防する教育」を徹底し、「ムシ歯は予防できる感染症」であるということを国民に周知させることができた、ということが現在の状況に非常に大きく貢献していると思います。

もちろんフィンランドにも様々なお国事情があり、大変なこともあるとは思いますが、、、少なくともムシ歯は予防できる、ということを実践し、実際に効果を上げていることは間違いありません。
皆さんもぜひ、「予防をする」という真の最先端医療を私たちと実践しましょう!

当クリニックの予防歯科

岡部歯科クリニックでは、患者様のムシ歯や歯周病を予防するための取り組みを、歯科衛生士が中心となり、歯科医師が協力する形で、約1時間をかけておこないます。

予防のためにメインテナンスでおこなうことは、

  1. お口の検査とチェック
  2. 日頃の歯磨きに対するアドバイス
  3. 食生活などの生活習慣に関するアドバイス
  4. お口の専門的ケア

になります。

患者様一人一人に担当の歯科衛生士がつき、丁寧なお口のケアと患者様のお口の状態にあわせたアドバイスをおこないます。

歯科医師と担当歯科衛生士による歯周病やムシ歯、粘膜、体調のチェックなども同時におこないます。インプラントの方、入れ歯が入っている方でも基本的には同じ流れです。

定期検診の流れ


担当歯科衛生士より

定期検診は患者様お一人に対し、60分お時間をしっかり確保しています。

歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目は特に磨き残しの多いところなので11本丁寧にケアをさせて頂きます。

虫歯になりやすい方や歯周病なりやすい方、磨き残しの多いところには個人差がありますので、患者様、ひとりひとりに合ったご自宅でのケアの方法が重要です。

お口のトラブルの早期発見には、定期的な検診(理想は3ヶ月ごと)をおすすめします。

①問診


前回の検診からの間、お口の調子や体調などに変化がないか伺います。

②検査


ムシ歯や、歯周病のチェックをおこないます。

③ブラッシング


表面についている磨き残しや食べカスを患者様に合った歯ブラシを使ってとりのぞくことで、歯石を見やすく、とりやすい状態にします。

④フロッシング


ブラッシングでは落とすことのできなかった歯と歯の間、歯周ポケットの汚れなどをフロスまたは歯間ブラシを用いて取り除きます。

⑤スケーリング


スケーラーと呼ばれる専用の器具を用いて、歯ブラシやフロスではとることのできない、歯にこびりついた歯石をとっていきます。

※歯ぐきの中に歯石がついている場合は数回お時間を頂いております。

⑥ PMTC


P…Professional  専門的な
M…Mechanical  器具を用いた
T…Tooth     歯の
C…Cleaning   クリーニング

歯科衛生士が行う専門的なケアです。専用の器具とペーストを使って、歯の表面についた汚れ(たばこのヤニなど表面についた着色)を落としてを綺麗にします。歯がツルツルになると、汚れがつきにくくなり、歯周病や虫歯の予防にもなります。

⑦TBI


T…Tooth  歯の
B…Brushing  ブラッシング
I…Instruction  指導

ブラッシング指導のことを言います。当院では患者様、一人一人に合わせたブラッシングの方法やご自宅でのケアの仕方、ケア用品の提案をさせて頂いております。
現在使っているケアグッズのご相談もお気軽に聞いていください。

⑧歯科医師によるチェック


最後、もしくは途中でドクターによる検診をおこないます。
担当歯科衛生士がチェックして見つけた問題点や気になったところに加えて、もう一度お口の中全体をチェックし、粘膜や舌なども異変がないか診察します。

何も問題がなかった場合

⑨検診終了


次回の定期検診について担当歯科衛生士から説明いたします。

歯周病や、時間内にとりきれない汚れがついていた場合
ムシ歯などが見つかった場合

⑩治療についてのミーティング


⑩必要な治療をご説明し、治療などの日程を決めます。

インプラントの定期検診でのみ使用する材料


プラスチックプローベ

十分な強度と柔軟性をもち、インプラントを傷つけないようにするプローベを使用します。

検査の時に力がかかりすぎないように設計されているため、天然の歯よりも粘膜との付着が弱いといわれているインプラントの周りの歯ぐきを傷つけないような構造になっています。

チタンスケーラー

インプラント体よりも僅かにやわからいチタンで構成されており、インプラント体の表面を傷つけません。

また、通常の歯石とりのスケーラーよりもエッジが鋭利でなく、インプラント体を傷つけにくい工夫が施されています。

入れ歯の定期検診の時に使用する材料


ラバラックD

超音波洗浄器で使用する義歯洗浄液。

入れ歯などに付着したプラーク、タンパク基質、着色などを短時間で強力に溶解・脱臭・洗浄します。次亜塩素酸ナトリウム2%を安定維持することにより、超音波洗浄を可能にしています。

防錆剤が配合されているため、金属床の入れ歯にも安心して使用できます。
定期検診の時に残った歯のケアの最中、この洗浄液で入れ歯を洗浄します。